#069 ペーパーです [夜の部・佐々木氏の日常]
6月16日(土)
数年前、仕事場から紙が消えるだろうと誰もが期待したものです。
実際に受注書はパソコンでのメールに変わり、写真などはFAXの荒い画像からデジタルでのやり取りに変わりました。
それでも、まだすべて入れ替わったわけではありません。
年金問題で、社保庁が「古い台帳は捨ててしまっています」と発言して問題になっているようだけれど、一概にそれが悪いとは言えない。
ただ、Dataがすぐに取り出せない、公開できない、というのが問題だろう。
これは、Data化したのが悪いのではなく、システムや取り扱う人間の姿勢が悪いのだろうと思います。
例えば従来通り、紙で残してあったとしても「古いものは活字が滲んで判読できません」という問題があったときに、追求する側が「書物の保存方法が悪かったのだ」と言うのと本質は大差は無いはず。
いずれ、解決するとは思いますが、今はまだアナログからデジタルへの移行している「過渡期」だということ。
あらゆる分野のアナログは完全に無くなることは無いけれど、高価になるのは間違いの無いところだと思います(新聞とか、本とか、写真とか)。
政府や官公庁の資料・会計がすべてデジタルで誰もが見れるようになれば、こういった問題は激減すると思います(無くなりはしないと思います)。国民全員がWEB上でチェックできるようになりますので、校閲の手間が省けて、逆に官公庁などの仕事をしている人は仕事がやりやすくなると思いますがね。