＃１７８２ 監視者【Watchdog】

監視者【Watchdog】

２０１０年５月１９日(火曜日)
　晴れの火曜日。ヘルメットをかぶって空冷４ストロークエンジンで出勤。朝はまだ少し肌寒いです。冷たい空気の中、健気に回るエンジンが可愛いじゃないですか(え、わからない？)。蒸気エンジンなんかだと寒い気温の方が蒸気が白く映えてますますセクシィですよね(うーん、これでもまだわからない？)。寒い朝に白い息で走る女子は健気でしょ？。寒い部屋で足元で丸くなる猫は愛おしいですよね。それと同じ。

　日曜日のことですが、突然思い立って海に行きました。佐々木の住んでいるところからは車で３０分ほどでしょうか。小説に出てくる一文のように曲がりくねった葛篭折りの道を登って降りてやっと着きます。一山越えるとそこはもう港町という名の異国。山村で育った佐々木には馴染まない土地です。なんといいますか、まず磯の匂いがかなりします。町並みも海岸沿いに走る１本の幹線道路の脇にたてものが並び、町自体が極端に横長になります。ショートカットできる道がないのですね、夏場はかならず渋滞する道理です。

　佐々木自体は海水浴をする習慣がありません。越前の海はほとんどが岩浜で、ごつごつした岩が並んでいます。その分藻も生えやすく泳ぎたいと言う気持ちを萎えさせるのです。プールではスイスイ泳げますが、海では泳げませんね。不思議な生物もいっぱいいるのでますますもって泳げません。

　長男R氏は去年に引き続き２回目の海ですが、海に入ったのは今回が初めて。一度足をつけたら二度と入りませんでした。持参したお砂場セットで砂利を救ってご満悦です。福助氏も連れて来たいのですが、絶対に浜を歩かないでしょうし、海なんて見たらきっと毛が逆立つでしょう(そして飼い主の腕は傷だらけ)。Ｍ美氏も海水浴の趣味はないので、佐々木家は海水浴はいたしません。シーズンに入る前の人がいない海を見るだけなら楽しいですけどね。海は春と秋に限ります。