＃０２４ 猫の生活

眠い間は、どんなことをしても相手にしてくれない福助氏である、おかげでブライスと添い寝の写真も難なく撮れた。
猫の生活というのは、傍から見て理想的なほどシンプルである。
小学生の頃、猫の生活に非常に憧れ、また、本当に自分が見ている部分が猫の生活のすべてなのか疑問に思い「夏休みの自由研究」に猫の生態を２４時間密着してレポートしたことがあったが、予想通り簡潔なレポートになった。
寝る、食べる、寝る、遊ぶ、寝るのヘビーローテーションだ。
人間がこの境地にいたるまでは、だいたい「老後」と呼ばれる時期まで待たなければならない、「人間のほうが高等だ」と先生は教えてくれたけれど、自身がレポートした結果では明らかに猫の生活のほうがうらやましく感じられたし、当時の自分にはうらやましいものイコール高等だと信じていたので、猫がすごく知的な動物に感じられた。
あれから十数年がすぎて、なるべくシンプルに生きようと決心しているものの、福助を見るたびにまだまだだなぁ、と…。

＃０２３ 鼻息の荒い奴

Ｍ美氏が撮影した福助、最近Ｍ美氏のほうが写真を撮るのがうまいかもしれない(^_^;)
猫について少し不思議にか感じていることがある。
猫は口で呼吸ができないのだろうか？
犬は体温調節のために口をあけている事が多い、猫は少し違うようだ、人間も運動をした後は口で呼吸することがあるが、猫は激しく走り回ったあとも口をあけない。
ぜいぜいと息を切らしている猫を佐々木はまだ見たことが無い、福助を目いっぱい運動させてその後観察してみると口はあけないものの、鼻息が以上に荒い。
フンフンフンフンと、とても可愛いのだけれど呼吸困難になってしまうと怖いのでほどほどにしている。
ひょっとしたら、口で息をしないのは猫のプライドかもしれない、猫には猫の美学があるのだろう。