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#022 オモチャ慕情 [ ∟玩具]

子供の頃、良く遊んだおもちゃは「レゴブロック」。最初は見本(蓋の写真)を忠実に再現する事を繰り返していたが、段々と独自のデザインに凝っていった。
ブロックの魅力は、力学的にはあり得ない方向への接合とつるつるの綺麗な平面にあると思う。
最近のレゴは、トイザらスに行くと宇宙船やトレーラ、海賊船の「キット」が売っているけれど、専用のパーツ(船の外装とか、トレーラの貨物部分)があって、一つの大きなパーツとして出来上がっていて組み立てる必要がない。また、そのパーツは特化していて他の部分には使えない(汎用性が無い)。
これでは、格好は良いけれど、「レゴ」本来の良さはなくなってしまうと思う。
どちらかというと、「プレイモビル」に近くなるのではないだろうか(プレイモビルも好きだ、手術室キットが佐々木家のトイレに置いてある)。
バラバラのパーツから、一から作り上げる楽しみは、他には無いおもしろさだと思う。
子供の頃、家にはすごい量のブロックがあって(タンスの大きい引き出しに入りきらなかったくらい)、本当に何でも作れた。
ガチャガチャと組み立てては壊し、一日何時間も没頭していた。
さぞかし親は楽だったことだろう、昔から一人で遊ぶものが好きだった様だ。
他人に見せて満足を得ようとはあまり考えなかったようである。
黙々と造るのが男らしい、とでも思っていたのだろう(ハードボイルドだ)。

佐々木家のトイレで常に手術中の医師たち、衛生面ではお勧めの場所ではないと思うが…。


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